学校や職場でインフルエンザが流行っていても、自分は元気だし大丈夫と思っている人は注意です。インフルエンザにも潜伏期間が存在して、気づいたら身体が怠くなっているかもしれません。潜伏期間についてや症状などしっかり理解してしかるべき対処をしましょう。今回はインフルエンザについて詳しく解説します。

手洗いうがいと消毒以外のインフルエンザ予防法

インフルエンザの最も確実な予防方法は、インフルエンザが流行する前に予防接種を済ませることです。
特に、免疫のついていない小児や免疫が低下してきている高齢者は、感染によって症状が重症化する恐れがあるため早めに接種することが望ましいです。

予防接種が100%の感染予防にはなりませんが、重症化の予防にはなります。
予防接種を受けてから、その効果があらわれるまでには約2週間かかるといわれています。
接種回数は、体重や体の抵抗力によっても異なりますが、2回接種と1回接種のパターンがあり、2回接種の場合は、通常1回接種から4週間おいてから接種します。
インフルエンザの流行時期が年によって若干変化はありますが、11月の中旬までには接種を終えていることが望ましいです。

インフルエンザウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染があります。
飛沫感染とは、感染者の咳やくしゃみなどで発生する飛沫を鼻や口から吸いこむことで感染することです。
学校やショッピングセンターなど人が集まる場所、満員電車などの密室空間はより感染しやすくなります。
インフルエンザ流行時期は、極力人ごみを控え、こまめなうがい、マスクの着用などで感染予防をすることが望ましいです。
接触感染とは、ドアノブや手すり、様々なスイッチ、便座に触れて病原体が手に付着することで感染することです。
ウイルスのついた手で無意識に口や鼻を触ることで粘膜からウイルスが侵入して感染します。

手についたウイルスは石けんで正しく手洗いすることが予防になりますが、手洗いは頻繁に行わないと効果を発揮しません。
また、指先、指の間などは洗ったつもりでも充分に洗うことができていない場合があります。
手洗いをしたくても頻繁にはできない場合もあります。
小さな子どもであれば、正しい手洗いを毎回見届けるのは大変です。

そのような際に、アルコールの手指消毒剤を活用することで、手に付着したウイルスや細菌をすばやく消毒することができるので、手洗いとあわせて使用することで予防効果が期待できます。
また、手が触れそうな場所は消毒用アルコールを含ませた布で常に拭いておくことも大切です。

日常で行える免疫力をつける方法

人間の体には、細菌やウイルスが侵入した撃退して死滅させる免疫システムがあります。
免疫力を維持することは、食事や睡眠、運動といった普段の生活リズムを見直すことで可能です。
バランスの悪い食事や睡眠不足、運動不足は免疫力の低下を招きます。

栄養バランスのとれた食事はひじょうに大切です。
朝・昼・夜の3食をなるべくバランスよく食べるように心がける必要があります。
特に、魚、肉、卵、大豆、乳製品などのタンパク質は体をつくる源となります。
ビタミンAは、ウイルスや細菌が侵入しやすい喉の粘膜や鼻の粘膜を強くしてくれる働きがあります。
風邪の予防となる抗酸化作用が期待できるビタミンCの摂取も大切です、果物に含まれるクエン酸は疲労回復効果もあり、丈夫な体づくりには欠かせません。
また、緑茶に含まれるカテキンには、殺菌効果があることが知られています。
普段の水分補給で意識して緑茶を飲んだり、緑茶でうがいをするとインフルエンザ予防の効果があります。

睡眠不足は、体力の低下につながり免疫力の低下を招いてしまいます。
また、ただ必要な時間の睡眠をとればよいのではなく、十分にリラックスした状態で眠りにつくことが重要です。
心の乱れは睡眠の乱れにもつながります。
極力、ストレスを抱え込まない生活を心がけることが質の良い睡眠につながります。

免疫力のアップに欠かせないのは、適度な運動です。
適度な運動を毎日継続することが免疫力を高めることになります。
なかなか運動する時間を確保できない場合は、背筋を伸ばすだけの運動や深呼吸をするだけの運動でも意味があります。
長時間同じ姿勢でいることは、血流の悪化になり免疫細胞が活発に活動できなくなってしまいます。
大きく深呼吸することは、新鮮な空気を体中に取り込むことができるので、免疫細胞の活発化になります。

このように、免疫力は普段の生活を見直すことで高めることが可能です。